2022/11/09
(✿✪‿✪。)こんにちは♡
隊長こと久野亜由美です?
今回の相談者はとても深刻でした…
思い出すだけでも目頭が熱くなります…
今からちょうど三年前に
レスキューしたお話です。
7年前からの知り合いで
仲睦まじい70代ご夫婦と一匹の柴犬 (ケン坊)?
ある日、ご主人から連絡があり
「実は妻が一昨日、心筋梗塞で亡くなってしまったんだよ…
悪いけどいろいろバタバタするから、落ち着くまでケン坊を
預かってもらえないかな…」
と、突然ショックな連絡が入りました?
あんなに元気だった奥様が…まさか…
もちろん私はケン坊を預かりました。
その時は一週間くらいかと思っていましたが
二週間過ぎても連絡がありません。
こちらかの連絡は控えていたけど
あまりにも音沙汰ないし
心配になって連絡してみました。
するとご主人が電話に出て
「実は妻と北海道旅行に行く約束をしていてね…
妻を連れて一緒に行ってきたんだよ✨
明後日、帰るからケン坊を夕方連れてきてくれないかな。」
そーだったんだ?
それはそれは奥様喜んだね?
私は一先ず安心して
二日後にケン坊を返しに行きました。
ご主人ちょっと痩せた?
仕方ないよね…
「ちょっと久野さんに話があるから、
まあまあ上がって上がって。
…
…
…
いや、僕もいろいろ今回考えたんだけど、
もう久野さんしかいないんだよな。」
何?ヤバイ事?
「実は僕はガンなんだよ。ステージ4でね…
今までは妻が励ましてくれたけど、先に逝ってくれたから
僕も心残りはなくなって。
ただ、ケン坊のことだけがどうしてもね…
久野さん、私たちの子供同然のケン坊の新しい飼主を
探してはもらえないかな…」
もう泣き崩れました?
こんな事ってあるの?
ケン坊のことは私に任せて大丈夫だけど。
でもちょっと待って。ヤバイ悲しい…?
ご主人はその後、ケン坊と三日間一緒に過ごし
私はご主人と入院荷物とケン坊と乗せて
病院まで送りました。
ケン坊はさすが柴犬らしく賢い。
悲しい顔だけしてご主人を追いませんでした?
そして翌日ご主人から電話があり
「お願い事ばかりで申し訳ないんだが、
ちょっと時間ある時に病院にきてくれないか。」
私は気になり直ぐに病院に向かいました。
ここからのお願いがレスキューの本番となります。
① 妻の保険金がおりてると思うからリビングのサイドボードの
引き出しに保険証券・通帳・印鑑がある。記帳して持って来てほしい。
② テレビの横の老眼鏡を持って来てほしい。
③ 行方知れずの子供達を探してほしい!!!
(ご主人と奥様はお互いが子連れ再婚。反対したが子供同士が結婚して
行方知れずになっているようで、奥様が亡くなったのも知らないらしい)
④ ケン坊の大好きなおやつを持って行ってあげてほしい。
⑤ ケン坊の血統書・マイクロチップ証明書も持って行ってほしい。
これを聞いていた看護士が私に余計な事はしないほうがいい…
と言ってきました。ご主人に聞こえるように言ったんです。
「何かあったら久野さん責任とれるんですか?」
こいつは鬼ババアか!?と思いました。
少し悩んだけどご主人が
「もう頼める人がいないんだよ。頼むよ…
僕はもうどうやら退院できないみたいだしね。」
小声で涙いっぱい浮かべてお願いしてきました。
勇気だして!私やるよ!やる!!
周りに何言われても、別にいいし。
待っててね…
子供を見つける以外はその日中に実行できました。
子供達はなんと三日後に簡単に見つかって
同じ江戸川区に住んでいたから早かったんです。
私のレスキューはあとケン坊の飼主探し!
でもね、ケン坊の気持ちを考えると
ちょっと私の元でメンタルケアしてあげたいと思ってね…
息子さんと話をして、ベッド上のご主人に
背もたれをおこし窓の外を見るようにお願いしました。
そう最後一目、ケン坊の姿を見せてあげたくて
下の駐車場まで連れて行ったんです。
「ケン坊…お父さんとお母さんにありがとう言おうね?」
あの時のケン坊の顔、絶対忘れません。
私がこの子の幸せを絶対に約束するからね…
ご主人は奥様の所に逝った…
その後はちゃんと息子と娘が葬儀をやっていました。
私はそれから半年後。
ボチボチ新たな飼主面接を始め、ケン坊の新家族を見つけました。
【コテツ】という名前に変わり、
大きな庭付き一軒家豪邸のお坊ちゃまになりました(笑)
今ではヘラヘラ笑ってる?
私のレスキューはこれで終わったな…
悲しかったけど、ご主人の人生最後のお願いを
聞いてあげられたし、全てが上手くいきました。
天国で夫婦揃って、子供達やコテツの事を見守ってね?
レディースレスキューでは、
どんな悩み事でも…必ず解決する糸口があります。
まずは連絡下さい。お待ちしてますね?
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